無理なく断食ができて湯治もできる宿が伊豆にあり、ここにお世話になることにした。
情報源は「ほぼ日刊イトイ新聞」の「森川君の断食中継。」である。ちょうどこの連載がされていたとき、自分は自律神経失調症的な様々な症状に悩まされていた。
当時は踏ん切りがつかず利用できなかったけれども、ずっと利用したいと思い続け、なんだかんだで求職中の身となったのもあって思い切った。なかなか旅行もしない自分であるから、一週間の滞在(この宿では標準的な一週間のプランを利用)とは随分な冒険だ。
県内在住なので、ちょっとしたドライブも兼ねて家族と伊豆へ向かう。
天気も良く、久しぶりの家族での遠出ということで総員ちょっとしたウキウキ状態になりつつ、宿のある伊東へ。
別荘地の中にあるこの宿へは父の車のナビで導かれたのだが、施設名での検索結果には少しばかりのズレがあり、宿周辺と思われる地域をぐるぐると回るハメになった。
あーでもないこーでもない今の角を回ればいいのにそんな回転半径ないです運転代われよじれったいの総員言いたいこと言いまくり車内大騒音大不協和音状態に。
我々にはやすらぎが必要である!
そういうわけで宿であるやすらぎの里に到着。
目のぱっちりしたスタッフの女性がすっ飛んできて、どこか懐かしい風合いのある、田舎の家的な宿内へと案内してくれた。