断食二日目。
思ったより元気でピンピンしていた。
木刀を持ってくればよかったと悔やむ。
6:30から朝のヨーガに参加。曲がらない。
さらに7:30の体操にも参加。
中国語のテープが流れ、愉快な男性のスタッフが体操を教えてくれた。
自分はこの体操後の体調でこの後の朝食が断食モードになるか、回復食になるかを決定することになっている。
先生に連絡したところ、元気そうなので断食継続とのこと。
やったー!とますます元気になり、朝食までの時間、周囲の散歩に出かける。
宿から徒歩5分ほどで「おおだな」と呼ばれる海が見えるポイントがある。
愛犬家の人々が集っていたそこから茂みを下っていくと、岩場に出た。
天気が良いので伊豆大島が見えた。高い岩場から釣り糸を垂れる人がいる。
…んだけど、自分はここで海の水に触れるぐらい近づけるのではないかと期待していたので拍子抜け。
「おおなだ」を離れ、「おおだな」下の岩場から臨める水際へと降りるらしい「急坂」へアプローチ。
しかしここがさらに草木モッサリ。
突入を躊躇していると、付近住民に声を掛けられる。
眼鏡の付近住民は、この周辺のアグレッシブな散歩を日々の日課にしている方で、自分が利用する宿の利用者にもよく抜け道を教えたりしているそう。
なぜか「朝ごはん10時だよね?間に合うように案内するよ」と宿の日程にまで詳しい。メニューさえ把握。
良さそうな方だし散歩の人も通るし大丈夫だろ、と案内していただく。
案内は懇切丁寧、ご自分の日常のボヤきなどを交えつつ、赤沢温泉の足湯まで続いた。
こうして自分は宿の近くのDHCの施設内を通り抜けるショートカットを習得する。
RPGで言うと、「ここは うきやまの まちだよ」とかいう台詞の住人に合うタイミングで、いきなり「世界地図」を貰った状態か。
これは今後の日程を充実したものにするために大変役立った。
Yさん、ありがとう。今日も元気にぐるぐる歩き回っておいでなのでしょうか。
夕飯がやけに色々なのはちょっとしたイベントがあったからだ。 おでんは本当に三食食べられるな。
朝の揚げかまぼこ、夜のおでんに入ってる練り物とでそれなりに油モノはとった気がする。 好物なのでおでん食べ過ぎた。
断食というだけに食べ物中心でその後を記録しているものの、
個人的には精神面でのリフレッシュ効果が凄く出ている。
こんなにアグレッシブな気分は近年なかったぞ。
いつかやらなきゃ…的な先延ばし案件を数件消化できてびっくり。今日は一日が濃かった。
食事のあとは入所説明会があり、一週間の予定、そして近所のお散歩スポットについて地図上で紹介してくれる。
あと本日お通じがない人に穏やかな下剤を処方してもくれる。
この宿では食事は朝10:00と夕方18:00の二回。
そして毎日一回、マッサージや吸い玉、針治療などを受けることができる。
その他の時間は基本的に自由時間だ。
とは言え、毎朝6:30からは朝のヨーガ、7:30からは体操、夕方には日替わりでヨーガやエクササイズ、健康法などのレクチャーが行われるので、これを利用しつつなるべく体を動かすことで、より一週間を充実したものにできる。
自分は動けるだけ動こうという方針。 事前の問い合わせで、ずっとゴロゴロしていない限り急激に筋力が衰えることはない…と聞いていたものの、 居合剣士である手前、腕の筋肉が落ちてはマズいと(歩くから足はまず衰えない)持ってきていた無印良品のフィットネスチューブも活用。 ヒマがあればビヨーンとしていた。
夜のヨーガは横になって行うものが多い。
足を伸ばしてつま先を掴んだり、開脚して体を前に倒したりという動きだ。
しかしこれが本当に綺麗サッパリできない。
ヨーガはお手本の体勢が取れればいいというものではなく、自分で自分の体の伸びているところ、曲がっているところを感じ取ることが大切だと先生も念を押してくださったのだが…あまりにお手本に遠すぎると…やるせないニャー。
やるせなく思うのも不要なハズなんだけども…本当にこいつぁ課題だ、難題だ。
この日はダルビッシュが連敗を止めたメールを見ながら就寝。 いつもより早い時間だったものの、疲れていたらしくすぐに眠れた。
やたー、塩味間食の手段ゲットしたーよ。
amazonで買うより高くついてしまった。
ま、欲しい時が買い時・出せた金額がお買い得価格ってことで。
ジャガイモ一個をスライスしてレンジでカリっとさせるんだが、その後ビニール袋に入れて塩を振ったせいか、ちょっとしんなりしてしまった。紙袋がよかったのか…あるいはレンジ前にちょっと塩振っておくか。
100gのジャガイモは68kcalに対して、ポテトチップスのカロリー(カルビーうす塩・90g)は…504kcal!?
好物の暴君ハバネロ(46g)は247.9kcal。
ん?量の違いか?しかしアレは飲み物だからな(個人的に)。
それにしても、油で揚げるって恐ろしい違いが出てくるなぁ…。
割と理想的な献立で続いて来てるように見えるものの、これがいつものメニューだったりする。 母は偉大なり。 体年齢が低く出たのはこの辺恵まれているせいだな…。
夕食で久々に肉を摂取。
断食で胃が小さくなっているハズなんだけど、むしろよく空腹感を感じる。
それから水と茶ばかり飲んでいたせいか、とにかく喉が渇く。
ペットボトルに水を入れて携帯中。
塩っ辛いものが好きな自分としては、塩気が足りないなぁ…。
何とかしょっぱもんで油っ気のないおやつを考えねば。
食べなきゃ減るわけで、断食の目的をダイエットとしている利用者は多いようだった。
でも、ぱっと見て減量が必要そうな方はごく一部で、実は急に体重が増えたので食生活を見直したいとか、
内臓を休ませたいとか、そういう健康への意識が高い人が集まった、という印象。
自分の目的は簡潔に言うと体質改善&リフレッシュになると思う。
アレルギー体質・低血糖症・高脂血症・ちょっと虚弱のケがあり、ぐらいを。
また、母方の家系にやせ型が多く、父に似た自分はその中ではまだ標準に近い体型なんだけども、
そういえば母だけは中年からお腹ぽっこりしてきたし、妹のようにあんまりガリガリするのもマズいだろうし、
他のみなさんの勉強っぷりを見るうちに「食生活の見直しというか確認」も追加された感じに。
あとですね、断食に加えてヨガその他のリラクゼーションも体験できるんで、体の感覚が研ぎ澄まされる、自分の体と対話できるようになる…というものを期待しておりましてですね…うむ。 自分は結構な年数、居合をやっているものの、しなやかさオールオフなのでして…体が固くなかった時代というものに覚えがない。 自律神経が目覚め、野性っちゅうか自然の感覚が取り戻せれば、何か得るものがあるのではないかと、そういうちょっと珍しいかもしれない狙いをもって断食を思い立ったのでありました。まる。
チェックインの日の夕食は澄み切ったすまし汁。箸も不要。
この辺の知識は得ていたので、「おお、ついに始まったなー」的な感慨と共に数分で終了。
ダシはしっかり効いているぞ。
また、これ以外にしょうが湯の通常の一袋を1日に三回まで飲んでいいのである。
あちこちにハブ茶、アルカリイオン水、温泉水が飲めるよう用意されており、断食中もあまり辛さを感じないよう配慮されている。
それにしても文体がバラバラだぞ自分。