王JAPAN、世界を制す。
いやむしろ「どっきどきJAPAN大劇場~ぽろりもあるよ~」であった。
キューバに挑む決勝戦は手に汗握る展開。
祝日といえど稼働日だったのでリアルタイムでは見れなかったが、
結果を知ってからの録画放送でも超高速貧乏ゆすりの人となる俺なのだった。
ガッツ、本日は安打0で打点3というミラクル。犠飛の人というか、3塁走者を酷使する男として君臨。
ファインプレーもあった。一塁上手いんだよな。三塁手だけど。
日本の何がいいか。
まず投手力は高いレベルにある。反面、パワーでは劣る。
しかし守備力も高いですからねぇ、と解説の人が言っている前でまずぽろり。6回である。
結果オーライとなったが、このぽろりは日本に来ていた流れをかなりキューバ側まで持っていくものであり、
けっこうな心拍上昇ポイントとなった。
もし負けていたら川崎はトラウマになっただろう。勝ててよかった。
クールで愛想に欠けるキャラが浸透していたイチローだが、
今回熱く熱く戦う姿を見せた事で、国内の好感度はぐっと上昇したと思われる。
いや、ご立派なリーダーっぷりでありました。
マリナーズでの選手生活に色々と考えることもあったんだろうな今まで。
ここ数年はチームが低迷して、何もかもが彼の個人成績頼み。
チーム内でのちょっと嫌な雰囲気も伝えられていたからな...
ぽろり大サービス。これは7回の遊失後、さらに投手にエラーがついた場面。
2回やらかしてしまった(サインミスも原因らしい?)川崎だが、
このイニング終了時には、彼はベンチの皆から撫でられまくっていた。
エラーはいただけないが、チームのいい雰囲気は伺えた。
まあそういうことも、勝ったから言えるのだが。
西岡、里崎、渡辺、今江...今年もマリーンズは強そうだ。
西岡は言うまでもないが、特に里崎の活躍は予想を遥かに上回り、
城島が抜けたパリーグでは一躍トップ捕手に踊り出るのではないかという勢い。
WBCではダメだった小林宏もシーズンに超雪辱してきたりするかもしれないし。
彼らが土曜日から敵に回るなんて恐ろしすぎるんですが。
トロフィーに伸びる手・手・手。
この栄冠を掴もうと、どれだけ多くの手が伸ばされた事か。
そして最後にそれを掴んだ手が王JAPANのものだったとは。
開会前、そして実に2次リーグまでは、制度やらルールやら誤審やら、
試合の熱さ以外のところの盛り上がりが大きく、なんだかなぁって気がしていたものが、
なんだかんだで大団円?
とりあえず、野球ファン的に景気の良い春が来た模様なり。