夢にはよくあることで、もう詳細は覚えていないが、 今朝見た夢はこれまでにない、奇妙な形式であったのでメモしてみる。
夢は、ただ思い出の風景を連ねたものだった。
が、その思い出というのが、普段思い出せない思い出なのである。
自分は思い出の場面に再び出くわしているのではなく、その風景を第三者として見ている。目にして初めて、そういえばこういうのは見ているはずだ、と思い当たっている自分がいた。
本棚の奥底から、こんな本持ってたっけ?みたいなものが出てくる感じだろうか。実際に手にとってみると、確かに読んだことのある内容なのである。
もうインデックスを失ってしまった記憶がこんなにあるのか、と驚かされた。 夢というより、眠りながら思い出していたという方がいいかもしれない。 目が覚めたときには、毎日目覚ましに使っている携帯電話のアラーム音が、何の音だかわからなかった。寝ていた自覚がなかったのだろう。
いや、やはり全て夢として、思い出とは別に生成されたのかも知れない。 忘れている記憶がたくさんある、と感じたその感覚まで含めて。
しかし何だ、疲れているのだろうか。