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[F] ★ 投手戦ふたたび。木下見殺し。/ F1-YB2

2007-06-13 / 対ベイスターズ / 札幌ドーム
TEAM 123456 789 RHE
ベイスターズ 000 000 020 271
ファイターズ 000 000 001 170
  • 勝利投手:寺原 / 敗戦投手:木下 / セーブ:クルーン
  • 通算成績:63試合34勝26敗3分 (→ニッカン式スコア)

プロの厳しさを身内から教えられる木下であった。
苦手とする寺原の前に、打球はサッパリ外野に飛んでいかない。 セリーグに移籍してもらってありがたいというかなんというか。 少ないながらチャンスもあったものの、これもミスと凡打でモノにできずに終わる。 先日の武田勝に続き、好投の木下をまたも見殺し。 負け投手にしてしまうのがあまりにも忍びない、生きのいいピッチングであった。

先日までの連勝中に、身の丈野球の恐ろしさをセリーグに知らしめたファイターズではあるが、 歯車が噛み合わない限り、その野球はなかなか具現化できないことをひしひしと感じつつある。 このところ再び増えてきた賢介の犠打失敗、改善の兆しを見せたかと思われた小田の守備、 そして好機に凡退を繰り返すレギュラー、および迫力に欠ける代打陣…。
と、まあいろいろと問題山積みなんだが、そんなの嫌って程分かっているのは当の選手のみなさん方であろう。 連勝が途切れた後はもたつくものよ、と覚悟して、また噛み合わせの良くなるのを待とうかね。

木下の好投以外にも、江尻の好リリーフ、そしてすげー久しぶりに打席に立った稲田が、 金城のファインプレーに阻まれはしたものの、あわや2点タイムリーという当たりを放ったこと、 そして絶妙のバントを決めたことは嬉しい。 稲田はこのところベンチのマスコットと化していたからなぁ。 いいアピールになったんじゃないだろうか。

[F] ★ 緊迫の投手戦。勝に黒星と拍手を。/ G1-F0

2007-06-11 / 対ジャイアンツ / 東京ドーム
TEAM 123456 789 RHE
ファイターズ 000 000 000 040
ジャイアンツ 000 000 01X 181
  • 勝利投手:林 / 敗戦投手:武田勝 / セーブ:上原
  • 通算成績:62試合34勝25敗3分 (→ニッカン式スコア)

氷のようなポーカーフェイスで、援護も得られず投げ続ける投手は孤独だろうか。
ファイターズの先発は武田勝。恐らくチームでもダルビッシュと一番を争う安定感の投手である。 対するはジャイアンツ期待の新人、金刃。前回は崩したものの、堂々の実績を引っさげたルーキー。 因縁浅からぬ相手との交流戦最後の一戦は、見守るファンの熱視線とは裏腹に、 凍えるような投手戦となっていった。

初回、金刃はファイターズ打線をあっさり抑えるも、武田勝は球が高く、 連打及び会長と陽のお見合いなどで、あれよあれよという間に1死満塁のピンチ。 その時点ではこの試合、どれだけ打ち込まれるかと戦々恐々としたのではあったが、 切り替えた、という程の感情の揺らぎさえ見せない勝が連続三振で難を逃れる。 その後も、多少のピンチを招きつつも、要所においては冷静な投球と堅い守備で守り抜く。

延長の文字が脳裏に閃き始めた8回裏、代打矢野に無念の被弾があり、 それが決勝点となり敗北を喫したのだが、それにしても非常に見ごたえのある投手戦であった。 武田勝には最大級の賛辞を贈りたい。 交流戦の2つの黒星は、今のところW武田に仲良く1つずつついてしまっているが、 連勝がこれだけ続いたのは彼らの働きによるものが大きい。 守備では魅せたが、野手陣は奮起して今後多いに援護してもらいたい。 なかなか難しいメンツであることは分かっているが…。

[F] ☆ 連敗しませんでした。謎に満ちた9回。/ G2-F3

2007-06-10 / 対ジャイアンツ / 東京ドーム
TEAM 123456 789 RHE
ファイターズ 010 002 000 390
ジャイアンツ 000 000 101 2101
  • 勝利投手:グリン / 敗戦投手:木佐貫 / セーブ:江尻
  • 通算成績:61試合34勝24敗3分 (→ニッカン式スコア)

前日のファイターズの連勝ストップとなる敗戦、その影響の少なさを確認するためには勝利が必要である。 そして同じく前日にイーグルスを打ち込みまくったジャイアンツの勝利、というものが頭にあって、 とにかくあの狭いドームで本塁打を避けねばならぬ!と指差す先には、 最近ただのイライラ野郎からちょいと変化しつつあるグリンがいるのであった。 結局イライラする場面はあったわけですがね。 それでもよく抑えたし、すぐ切り替えて最後はいい笑顔を魅せてくれた。 信二もよくリードしてコントロールしたもんだ。
今日のイライラポイントはいわゆる橘高可変ゾーン、 そしてボークを取られたのは仕方ないが、コールのタイミングが悪かった7回。 7回のチアガールが出てきてから試合再開という間の悪さ。そりゃ気持ちも切れるさ。よく1点で抑えた。
可変ゾーンはマジ改善してくれ。

打線はやはり繋がりがよくないのだが、かつて一緒に沈んでいたセギノールが打ち始めており、 そのホームランで多少の拙攻はカバーしてくれるのがありがたい。 点には絡まなかったけれども、デッドボールを食らった会長金子がいきなり打ち出すとか、 坪井の得点圏打率がやや向上してきているとか、カープ戦以降ぴたっと止まっていた小谷野に安打が出たとか。 相変わらず大量リードには縁がないが、それでも14連勝できたんだからこれも形だろう。
さて、そうして得た僅差リードを前に、頑張る投手陣はお決まりの武田久→MICHEALのリレーに持っていくのが定石なのだが、 どうしたことか、わざわざ打席に入ってまで、武田久が9回のマウンドに上がる。 昨日の四球といい、まだ疲れの見える武田久が続投するってことはMICHEALに異変が起きたとしか考えられない。 何があった、マイケル!

武田久はいい球もあり、バットを折るなど奮闘するも、稀哲の積極プレーが裏目に出るなどあって、 1点差で2アウト1塁3塁のピンチを迎えてしまう。
そしてそのピンチでコールされたのは江尻。 数字を見ると素晴しい防御率を誇る江尻ではあるが、 ピンチで登板して先の投手のランナーは返し、自分のランナーは返さない…というパターンが多かったため、 これはかなりの博打といえよう。
その1アウト1塁3塁からなぜかジャイアンツサイドがバントを試みたのが謎だが。チャックタナー? 原監督の謎の采配に首を傾げつつ、打者高橋由を歩かせて満塁にしてみると、 バッターボックスに入るのはかつてのファイターズ選手であり、 その恐ろしい三振率で知られる実松なのであり…ちょっと笑った。 江尻は実松をサードゴロに討ち取り、薄氷の勝利。 いろいろと心配な事や疑問はあるが、因縁の球団Gに3連勝ということで素直に喜んでおこう。

[F] ★ 連勝ストップ、不思議の負け無し。/ S3x-F2

2007-06-09 / 対スワローズ / 坊ちゃんスタジアム
TEAM 123456 78910 RHE
ファイターズ 000 002 0000 291
スワローズ 100 001 0001x 3x40
  • 勝利投手:高井 / 敗戦投手:武田久 / セーブ:-
  • 通算成績:60試合33勝24敗3分 (→ニッカン式スコア)

膨れ上がった連勝はどう止まるかと想像していたのだが、なんというか普通に負けた印象である。 実のところちょっとホッとしたような…。
お外が苦手、とされていたダルビッシュであったが、今日の投球は立派なものだった。 初回に点を取られているが、これは彼の課題である立ち上がりのアレが原因ではなく、ディフェンスの問題。 賢介もよく止めたんだけど慌てたか、かつての特技魔送球が顔を出してしまった。 結果これがかなり響いて来るんだが、まあ守備については切り替えてくれれば。

問題は拙攻ですよ。安打数で上回るのに点取れてない。先月の今頃の症状ですかい。 藤井が荒れ球気味ながら良く投げていたせいもあるとは思うが、何度か訪れたチャンスをモノにできず。 相手のミスにうまく付け入っての連勝、それができなればストップも不思議はないか。 ここのところ、賢介の犠打・走塁にミスが多いのと、小谷野が広島戦から止まっているのが気になる。 賢介は連勝で固くなったか?小谷野は交流戦で活躍しすぎでマークが始まったとか? そして投手の前の打順なのに凡退しまくりの会長とか。自動2アウトはもったいないぞ。守備で魅せているが。
とはいえ、誰がマズいという程の悪さでもなし。これも切り替えていこうぜ。

試合は勝ち越し直後にダルビッシュがラミレスに被弾したあたりから、これはそろそろの予感。 その後もチャンスに決めきれず、10回には武田久がマウンドに上がるものの、 四球を出しているあたり疲労も濃いんだろう、サヨナラ打を打たれて黒星がついてしまった。 徳島出身だから地元のゲームとなるこの一戦で連勝ストップの黒星ってのは、 これまでの貢献からすれば可哀そうな話なのだが、久で負けるんなら俺も納得というかしょうがないや。
目に見れるミスで負けた、ということはそれを何とかすれば勝てたわけで、切り替えてまた頑張ってください。 しかし、14連勝か。いい経験をした。

[F] ☆ 先発吉川初勝利、抑えは雷雨。/ S0-F2

2007-06-08 / 対スワローズ / 坊ちゃんスタジアム
TEAM 123456 78 RHE
ファイターズ 000 002 00 270
スワローズ 000 000 0X 080
  • 勝利投手:吉川 / 敗戦投手:館山 / セーブ:-
  • 通算成績:59試合33勝23敗3分 (→ニッカン式スコア)

高卒ルーキー吉川が先発で粘投。
制球があまりよくなく、四球を出したりヒットを打たれたりで毎回のように走者を背負うも、 堅い背後の守りによってのらりくらりと無失点。 武田勝ほどではないにしろ、動揺が顔に出ないタイプであり、ちょっと橋本と被る。橋本どうしてんだろ。

守りでは稀哲のレーザービームや紺田のナイスなクッション処理もあって吉川を盛り立てるものの、 打つほうはこれまたサッパリ。 舘山を打ちあぐね、粘投の吉川は見殺しムードであった。 相手の外野のナイス守備にも阻まれて、どうもタイムリーが出ないのである。 小谷野も止まり気味であるし、賢介の犠打が連続で失敗するなど、攻撃面はちと心配。 今日は賢介の失敗後にセギノールのHRが出てうまくフォローできたものの、 同じく交流戦好調のマリーンズの打ちっぷりを見ると、なんか、攻撃が慎ましいというか。

吉川は5回途中までを投げて押本にスイッチし、押本はきちんと役目を果たした。 そこで金森がコールされ、今日はいわゆるHAMは休養か、と思っていると、 かねてからの雷鳴が酷くなり、雨もメチャメチャ降ってきて、試合中断。 セギノールが雷嫌いというのは聞いたが、中嶋先生も一目散にベンチへ撤退。 そしてあっという間にコールドの判断。 HAMが疲労状態ではあと2回も綱渡りと思っていたところへ、どちらも登板することなく勝利となった。 ついに天までもがFIGHTERSに味方してしまったか。ちょっとツキ過ぎてるのが恐ろしい。

[F] ☆ 怖いほどに13連勝。審判ちょっと来い。/ F4-C1

2007-06-06 / 対カープ / 札幌ドーム
TEAM 123456 789 RHE
カープ 000 010 000 181
ファイターズ 010 001 02X 442
  • 勝利投手:木下 / 敗戦投手:フェルナンデス / セーブ:MICHEAL(13S)
  • 通算成績:58試合32勝23敗3分 (→ニッカン式スコア)

若武者木下、堂々の好投。
噂のフルタイムナックルボーラー、フェルナンデスを打ちあぐねる打線にもめげず、 経験の少なさを忘れさせるような強気の投球。 カープ打線の深刻さもあるだろうが、自身から始まった連勝を責任を持って伸ばすのであった。 解説はカーブのみ注文を付けていたが、カットボール、スライダーを効かせながら、ストレートで押していく。 強気のリードなら鶴岡にお任せである。

若い○○が投げていたので~というお決まりのコメントを残すため、久々にセギがHR。 フェルナンデスの震える魔球は上手く掬えば飛ぶようである。 なかなか当たらないし、転がす場面が多かったが。 6回にはまたまた相手のエラーから得点。
8回、リリーフに上がった久は魔送球したりカバーが遅れたりでヒヤヒヤさせてくれたが、 その裏、久々に稲葉にHRも出て押せ押せムード。
…では、終わらなかったのである。

審判は選手からもファンからもブーブー言われて辛い職業ではある。 が、ちょっと本日のジャッジはいただけないものがあった。 もちろん俺もアンパイアではないからあまり大きいことは言えないが、 2アウトで石原が空振り三振!というところで土がボールについているからとファールを宣告。 うっかりサッポロドームの音声の人も勝ちテーマ流しちゃったのにどうしてくれよう。 MICHEALも気合の入ったガッツポーズをぶちかました後なのに気まず過ぎ。 そうでなくてもスイング取るよな? そんな疑惑のジャッジで札幌ドームは異様な雰囲気に。 それでマズいと思ったのか押し出しを避けてボール球をストライクコールとか、勘弁してください。
審判も人間だから間違うこともあるだろうが、今日は目に余る感じだったなぁ。 そんな演出は不要である。
さて、ミスも出たことだししっかり反省して松山でも頑張ってくださいよ。 連勝が続くか途切れるかは神のみぞ知る。

[F] ☆ 淡々と仕事して球団記録更新の12連勝。/ F2-C0

2007-06-05 / 対カープ / 札幌ドーム
TEAM 123456 789 RHE
カープ 000 000 000 051
ファイターズ 002 000 00X 260
  • 勝利投手:武田勝 / 敗戦投手:大竹 / セーブ:MICHEAL(12S)
  • 通算成績:57試合31勝23敗3分 (→ニッカン式スコア)

球団記録更新の12勝目は、素晴しい投手戦で。
今日も今日とてクールビューティー武田勝が冷静なピッチングでカープ打線を抑えれば、 カープの先発大竹も素晴しい投球でFIGHTERS打線にチャンスを与えない。 信二のリードも冴える。制球が良くて緩急を効かせるタイプに向くのかも。
カープのHR王と化した新井、ちょっと前まではそれこそ守備が粗いとか言われていたハズなのだが、 当たりも鋭い打球を連続ファインプレー捕球とかで魅せる。 こちらも負けじと守備が課題といわれていた小田が横っ飛びで捕球。 非常に締まった投手戦は、730チケットとかをご利用のお客さんを嘆かせる程の短時間試合となった。

非常に運が向いていて反動が恐ろしい。
大竹は非常に良く、こちらは打ちあぐねていたのだが、相手の守備の綻びをついてすかさず2点を先制。 ここぞというときに相手チームの一塁とか三塁がエラーをするのは何故なんだろう…もうオカルトの世界なんですが。 それがこっちは守備はしっかりしようぜ!という啓蒙的意味を発揮し、連勝に繋がっていると考えると…考えすぎだな。

武田勝は貴重過ぎる計算できる左腕である故に、先発やったり中継ぎやったり大車輪なのだが、 数日前に投げたばかりで7回投げきってしまうのが凄い。凄すぎる。 そしてヒーローインタビューの普通すぎるコメントも凄すぎる。 マイペース過ぎて思わず笑みが漏れてしまうのであった。 8時間寝てください。

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